『明朝体の教室 日本で150年の歴史を持つ明朝体はどのようにデザインされているのか』
鳥海修 著
発行:Book&Design(2024年1月)
A5判、1C、352ページ
書体デザインの第一人者、鳥海修氏が明朝体のデザインと作り方について書いた本です。本文用明朝体の制作手順から、各書体の比較検討、文字の歴史まで、明朝体のすべてを、わかりやすく解説しています。
字游工房の游明朝体を基準にして、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、約物の順に文字デザインの特徴を説明。さまざまな明朝体と比較しながら、明朝体の本質に迫ります。
今まで言語化されることのなかった明朝体の作り方が初めて書籍にまとめられました。
デザイナーや文字を愛するすべての方に読んでいただきたい一冊です。
【目次】
第1章 漢字の作り方
・書体デザインの基礎知識1 大きさ、骨格、エレメント、太さ 四つのポイントを概説する
・書体デザインの基礎知識2 錯視と黒みムラを調整する
・書体見本の作り方
・単体漢字の作り方
・左右合成漢字の作り方
・上下合成漢字の作り方
・字種拡張の方法
コラム 漢字とひらがなの3500年史
第2章 仮名の作り方
・仮名と漢字の親和性
[ひらがなを作る]
・言葉から始まるデザイン
・ひらがなの書き方
・横組み用ひらがな
[カタカナを作る]
・カタカナのパターン分類
・濁音半濁音、拗促音、長音、踊り字、ルビの作り方
・組版テストの方法
第3章 欧文書体、算用数字、約物などについて
・欧文書体と算用数字の作り方
・約物の作り方
あとがき
使用書体一覧
索引
詳細はこちらをご参照ください。
https://book-design.jp/works/602/