TypeTalks 第53回
日本で生まれ、150年の歴史を持つ明朝体。毎日、目にしている書体ですが、その歴史とデザインについては、今までまとめて記されることはほとんどありませんでした。
今年1月、明朝体の文字作りのすべてを記した書籍『明朝体の教室 日本で150 年の歴史を持つ明朝体はどのようにデザインされているのか』が出版されました。本書の著者は、ヒラギノ明朝体や游明朝体などの制作に携わり、40年以上、書体制作を行ってきた鳥海修さんです。今回のTypeTalksでは、鳥海さんをゲストにお招きして、明朝体のデザインと制作について、お話をうかがいました。
今回のイベントでは、日本の明朝体の構造の不思議と書体作りの概要、そして漢字制作のデモを実施。その上で、書体の役割や機能、品質について、鳥海さんが思うことをお話ししていただきました。さらに、来場者の皆様からの質疑応答に答えていただいたり、サインに応じていただいたり(鳥海さんが筆ペンでサインしてくださり、長蛇の列でした)、盛りだくさんのイベントでした。
イベントの告知・詳細についてはこちらをご覧ください。
https://book-design.jp/events/639/