TypeTalks 第38回
『Typography10』の刊行を記念して、同誌の連載記事「文字の裏ワザ」を執筆しているタイプディレクターの小林章さんがゲスト。小林さんが連載で解説した裏ワザを復習しながら、欧文書体をデザインする上で大切な曲線の出し方などを学ぶワークショップを開催しました。TypeTalksで小林さんのワークショップは今回が初めてとなります(指導できる人数の上限が20名と限られていたため、今回は「デザイナー2年以上」という応募資格を設けさせていただきました)。
小林さんのフォントを作るワークショップは2日間ぐらいかけて行われることが多いのですが、今回は時間も限られていたため、3時間で指導できる内容の課題が出題されました。「文字の裏ワザ」の連載記事で説明した「直線の太さの調整」や「曲線の調整」のワザを使って、サンセリフのBoldくらいの太さで「DECOR」というロゴをつくるという課題です。ワークショップ時に参加者本人がロゴの調整を行うため、アウトラインをとったデータを持参するという指示がありました。