TypeTalks 第48回

TypeTalks 第48回

アートディレクターとタイプディレクターによる ロゴタイプのデザイン

出演:
葛西 薫、小林 章
開催:
2019年10月26日 (土) 18:00~20:00

 

アートディレクターの葛西薫さんとタイプディレクターの小林章さん。それぞれの分野を代表するお二人ですが、一緒にロゴタイプのお仕事も手がけられています。サントリーのロゴタイプや和菓子の老舗、虎屋の欧文ロゴタイプのほか、先日発表された東京造形大学の新しいロゴタイプのプロジェクトでも、同大学の福田秀之さん、髙田唯さんと一緒にロゴの制作を担当されました。

今回のTypeTalksでは、お二人がいままで一緒に制作されてこられたロゴタイプについて、お話をうかがいました。最初は2003年に発表されたサントリーのロゴタイプの仕事から。社内で選ばれたロゴ案の作者と一緒に、葛西さん、小林さん、マシュー・カーターさん がどのようにロゴをブラッシュアップして行ったのか、その過程を紹介。最終案が選ばれるまでの具体的なプロセスについてうかがいました。

次は虎屋の欧文ロゴタイプ。葛西さんの原案を小林さんがどうブラッシュアップしたのか、繊細な調整の内容を教えていただきました。3つ目は東京造形大のロゴタイプ。1920年代に作られた活字書体Erbarを元に小林さんがまず3案作成し、そこから話し合いを重ねながらどのようにブラッシュアップしたのかが解説されました。

後半は葛西さんが気になっているロゴタイプや仕事で手がけたロゴのお話をうかがい、最後に質問タイムに。会場から活発に質問が出たところでトークが終了。あっという間の2時間でした。